ROOKIES という作品は知っていましたか?

ROOKIES は読んでいなかったので、このドラマのお仕事が決まって、どんな物語なのか、僕が演じる新庄慶という人物はどういうキャラクターなのか、ということを確認するために、最初の6巻くらいまでを読みました。いままでも、原作があるドラマや映画のお仕事でいろんな役をさせていただいてきましたけど、すべてそのまま演じようと思っても無理な部分があるじゃないですか。うまくは言えないんですけど、原作の中の人物は生きている人間ではないので、それをそのまま演じようとしても、完璧にはできないと思うんです。最終的には、原作の人物には勝てないというか…。僕はそう考えているので、そのキャラクターの芯だけしっかり捉えるようにしています。あとは、演じる役者がそれをどう表現するかというところの話ですよね。同じキャラクターでも演じる役者が違えば、違って見えますしね。なので、新庄慶という男の、基本的な部分は原作と似ているとは思いますけど、原作の新庄をきっちり再現するという気持ちはありません。

現場の雰囲気はいかがですか?

すごくいいですよ。クランクインする以前から、野球の練習などでメンバーと交流がありましたので、他のドラマよりも長い時間、一緒にいますから、コミュニケーションもしっかり取れている状態で撮影に入れたのがよかったと思います。お互いのキャラクターがわかった上でインできたので、その分、スムーズに滑り出しました。本当に和気あいあいとした現場だし、熱いものを創りたいという気持ちが一つになっていますから、ケンカのシーンでもなんでも本気でやっています。

新庄慶というキャラクターを演じていかがですか?

難しいですね (笑)。撮影が始まる前から難しいと思っていたんですけど、やっぱり難しいです。まず、感情を表に出さないキャラクターで、怒りの部分は出すんですけど、「楽しい」や「うれしい」という部分はほとんど出さない。「喜怒哀楽」でいうと、今のところ “怒” と “哀” しかない (笑)。それが新庄のよさなのかもしれませんけど、そういう人間って、少なくとも僕の周りにはいなかったので、どう演じればいいかちょっと戸惑いがありました。自分自身と比較しても、僕の中にないキャラクターだったので難しいです。

城田さんの高校生の頃は?

やんちゃでしたね。どちらかというと、若菜キャラだったかな。ムードメーカーと言うわけではないですけど、いろいろとしゃべって話題をどんどん広げていくというか。別にリーダー格ではありませんでしたけど、すごくおしゃべりでいつも周りを笑わせて、それでうざがられていた感じです (笑)。

城田さんが熱くなることって?

やっぱり芝居ですね。ROOKIES の新庄を演じてるときは、もちろん熱くなっていますし、なんにしても本気で取り組んでいるものには熱くなりますね。

これから新庄はどうなりますか?

今までは、チームと離れてしまって孤立していましたけど、川藤先生の気持ちが通じてチームに合流していきます。本当は友だち思いなのだけど、自分の気持ちがきちんと伝えられなくて、暴力というカタチでしか表現できなかった男が、どう変わっていくか? そのあたりを見てほしいです。

視聴者の方たちへメッセージを

熱いものは持っているのだけど、それをうまく表に出せず、今まで目的もなくフラフラとしていた男たちが、野球を通して一つの目標に向かっていく熱い姿に、ぜひ注目してください。よろしくお願いします!

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