原作は知っていましたか?

もちろん知っていました。中学生から高校生にかけて連載中に読んでいて、単行本も全部揃えています。ホント、リアルタイムで読んでハマっていたので、このお仕事の話をいただいたときは、本当にうれしかったです。まずは、ROOKIES がドラマ化されるというのが、作品の一ファンとしてうれしかったですし、また、そのドラマに自分が出られるということで、「なんだかすごいことになってきたぞ!」という感じでした (笑)。実写化してほしい作品の一つでしたし、チャンスがあればやってみたい作品ではありましたけど、もしも実写化されるとしても、僕以外にピッタリなキャストの方がいると思っていましたし。そんなこともあって、自分が出演できるってわかったときは、すごくテンションが上がりましたね。

桧山清起ってどんなキャラクターですか?

桧山クンはいい男ですよね (笑)。僕はすごく好きなキャラで、男くさくて熱くて、男の側からみても「こいつかっこいいな!」って思える人物です。ROOKIES のメンバーはみんなそういう感じのキャラクターですけど、中でも桧山は熱い男だと思います。感情型ともいえるキャラクターなので、自分自身も感情移入しやすいところはありますね。なので、桧山を演じていても、ガンって思いきり行けちゃうみたいな感じです。

そんな桧山を演じていて想うことは?

実際に桧山を演じてみて、「あ、このときの桧山はこんな感じなんだろうな…」と、桧山の気持ちや心理がわかる部分もありますね。それと、メンバーの中でもいちばん喧嘩っ早かった桧山が、みんなのためを思ってこらえる第6~7話にあったエピソードは、描いてくれてうれしかったです。あそこは、桧山の成長がいちばんわかりやすく伝わるシーンですし、原作に描かれていた桧山がグッと耐える表情を真似したかったんですよね。やっぱり、マンガの顔にはなれませんでしたけど… (笑)。
でも、原作に描かれているキャラクターの表情は、すごく参考にしています。クランクインの前までは、「原作がこうだから、こういうふうにして…」など、原作に近づけるためにはどうしたらいいだろう? ということを考えていたんですけど、実際に撮影がスタートしてからは、原作は原作でドラマはドラマというように考え方を変えたんですね。もちろん、原作の部分は大きな柱として持っていないといけないけど、あまり原作を意識しすぎると、ドラマという作品を創る作業としてちょっと違うんじゃないかと思えたので、そこのところは分けて考えるようにしました。原作からは、なにかヒントをもらっているという感じですね。「このシーンは原作だとこうなっているのか…、よしわかりました!」って勝手にアドバイスをいただいています。

そんな陽介クンの高校時代って?

ごく普通の高校生だったと思います。高校は一応、進学校に入ったんですけど、そんなに勉強は好きじゃなかったですね。小さい頃からサッカーをやっていたので、サッカーの強い学校に行きたいと思って、その高校へ入学してサッカー部に入部したんですけど、すぐにヒザを壊しちゃって辞めちゃったんです。1年生だけでも100名以上の部員がいるところだったんですけど、いろんなところからすごく上手いやつが集まってくるわけじゃないですか。なんだこりゃ!?って思いましたね。そこでサッカーは挫折したんですけど、今は地元の知り合いや社会人になって知り合ったつながりなどで作ったチームで、楽しくやらせてもらっています。

視聴者の方へメッセージを!

そうですね、みんな熱い気持ちを持って作品に向かっているので、そういった熱さを感じてもらえればうれしいです。それと、川藤先生みたいな人やニコガクのメンバーみたいに、なんでも腹を割って話せる人と出会う大切さ。ROOKIES から感じることっていろいろとあると思うんですけど、そういう「人と人との絆」の大切さを感じてほしいです。僕も中学生のときの先生とお付き合いさせてもらっていて、飲みに行ったりするんですよ。そういうのって、すごくありがたいし幸せなことだと思います。
「大切な出会い」って、誰もがどこかしらでしているはず。いろいろな理由でそれに気がつかないこともあるかもしれないけど、できるだけそれに気がつけるよう、心に余裕を持つことが大切なのかもしれないですね。
そうだ、学校の道徳とかの時間で、先生と生徒が一緒に ROOKIES を観たら、すごく面白いかもしれませんね (笑)。

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